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アーティストインタビュー “大崎結真”

「音楽好き、という気持ちがすべての基本なんですね。」

Interview Chapter.02 「自分の中にイメージがなければ、何も表現できない」

リストなどテクニカルな作品をこともなく弾いてしまう彼女だが、その手は意外にも小さい。その強靭なテクニックは3歳10ヶ月からスタートしたレッスンの賜物だ。
「テクニックというと、指が回るメカニックと誤解されますが、本当の意味のテクニックとは、自分のイメージする音色や、音楽表現を実現する技術のこと。それはこれまでご指導頂いた先生方もおっしゃっていました。だからまず耳を育てなければならない。そして感性を磨かなければならない。」

金子勝子、中村紘子、フランコ・スカラ、ジャック・ルヴィエら、彼女が師と仰ぐ人は多い。
「金子先生にはレガート奏法を習いました。指を立てて弾かない様に手の甲に10円玉を乗せて感覚を学んだ事もありました。ピアノでレガートを表現できるようになると、表現の幅が格段に広がります。
中村先生には、10歳の時水戸芸術館での公開レッスンでご指導頂いたのが最初です。
シューマンの子供の情景をレッスンして頂いたのですが、奏法や表現など方向性は正しいとおっしゃって下さったので心強く思いました。中村先生には多くのことを教えて頂きました。演奏家としての視点から、会場での演奏効果や、より聴き手にダイレクトに伝えるための心構えなど。特に、先生から頂いた心に残るメッセージがあります。
「演奏家は聴衆と常に一期一会。その一回の出会いに自分の全生命を燃焼させ、聴き手の心に忘れられない「何か」を残さなければならない。」演奏家の使命を教えて頂きました。このメッセージは私のバイブルになっています。スカラ先生には、もっと脱力して弾くように指摘されました。
つい前傾姿勢になって弾いていたのですが、それは自分の演奏を客観的に聴いていない証拠なのです。ルヴィエ先生には今も時々レッスンして頂きますが、フランス人ならではの研ぎ澄まされたバランス感覚を学んでいます」播本先生には、小5から芸高3年まで、大切な時期をご指導頂きました。素晴らしい先生でレッスンして頂いた方はご存知だと思いますが、一度のレッスンで見事に演奏が変わるのです。説得力のあるご指導にはいつも感心していました。」

どの先生にも共通したものがあるという。
「どういう音を出したいのか、自分のイメージがなければピアノを練習する意味がないということ。持っているイメージをどうしたら実現できるのかを考えることが、本当のレッスンなんですよね。また、心の成長なくして良い演奏はありえないと思うので、いろんなことに興味を持って、ボキャブラリーを増やし、自分の言葉で表現することが大事だと思っています。」

PSTAブロードバンド音楽講座に大崎さんが出演した模様

 
大崎さんに、手を見せていただきました。
「あれ?弾いている時よりも小さくみえるような・・・」
  黒鍵の間にもすんなり(?)指が入ります。
「そうなんです、実は手はあまり大きくはないんです」
 
「実際に弾く時は、どんな感じなのでしょうか?」
ピアノに向かって手を開いてみていただきました。
  くるっとひっくり返して・・・手のひらを拝見。
小指から手首にかけて、
筋肉がついているのがわかります。
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