ひとくちコラム vol.34

メヌエット ト短調 BWV.Anh.115/C.ペッツォルト(伝J.S.バッハ) | ミュゼット ニ長調 BWV.Anh.126/作曲者不詳(伝J.S.バッハ)

収載巻:レパートリーコレクションズⅠ

PSTA指導スタッフ 持田 正樹

「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳」にこれらの曲が収載されています。
この音楽帳を使ってJ.S.バッハの妻であるアンナ・マクダレーナが、子どもたちに教えていたと考えられています。

ここで、妻が語るバッハの伝記映画をご紹介しましょう。
タイトルは「アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記」。ドイツとイタリアで製作され、1967年に発表された白黒の映画です。
この映画の特徴は

  • アンナがナレーションをし、家庭の内幕を覗かせるような内容ではなく、客観的に事実を述べていく。
  • 画面にはバッハの自筆楽譜や自筆文字がしばしば登場。
  • 映画の中での演奏シーンの多くは、編集なしの一発撮りなので、臨場感あふれる音楽映画になっている。

そして大変興味深いのは、演奏者は当時の楽器を用い、当時の衣装を着て演奏しているので、当時の環境と雰囲気を感じとる事ができます。

この映画の印象的なラストシーン!!窓の外を眺めているバッハの姿。そこに妻の語り「ほとんど目が見えなくなった彼でしたが、死の数日前、まるで光が見えるようでした」
そして画面が暗くなり、静かにこの映画は終わります。

感傷を排したアンナの淡々とした語りが、いつまでも心に響きます。

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