ひとくちコラム vol.20

プレリュード ホ短調/ツィポーリ

収載巻:レパートリーコレクションズⅡ

PSTA指導スタッフ 手塚 真人

ツィポーリ(1688〜1726・作曲家・オルガニスト・修道士)はバッハと同様、後期バロック時代に生きたイタリアの音楽家です。

今回は、バロック時代の鍵盤楽器用音楽を演奏する際に気をつけたいことをお伝えしようと思います。
まず、私達が日常弾いているピアノという素晴らしい楽器の特徴を否定したり、当時弾かれていた楽器を表面的にマネするようなことはやめましょう。
楽器の問題ではなく、バロック音楽は全般的にどのような特徴があり、今弾こうとしている曲は演奏に際しどの様なことを大切に表現するべきかを考え、知ることが私達ピアノ教師にとって、より大切なことだからです。

ジャン=ジャック・ルソーが1768年に書いた文章が、逆説的に皆さんの役に立つかもしれないので載せておきましょう。
【バロックの音楽は、和声が混乱していて、転調と不協和音が多く、旋律は耳障りで自然らしさに乏しく、音程が歌いにくく動きが不自然である】
これはベートーヴェンが生まれる2年前に書かれた文章。
皆さんはどうお考えになったでしょうか?

生徒たちに作品の持つ特徴を的確に伝え、自然で自由なバロック音楽の演奏を楽しんでもらってほしい。私は心からそう願っています。

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