ひとくちコラム vol.18

朝の祈り Op.39-1 | 魔女(ババヤガ) Op.39-20/チャイコフスキー

収載巻:レパートリーコレクションズⅡ・Ⅲ

PSTA指導スタッフ 持田 正樹

『子どものためのアルバム(Op.39)』はチャイコフスキー(1840〜1893)が38歳の時(1878年)にヨーロッパ旅行から帰った後、カメンカ(ウクライナ)にある大貴族に嫁いだ妹の家で過ごし、そこで作曲されました。
子ども好きであったチャイコフスキーは、当時7歳の甥ウラディミール・ダヴィドフにこの曲集を捧げました。

レパートリーコレクションズには、この曲集の中から宗教音楽的でコラールの形をした「朝の祈り」、ロシア民話に出てくる「ババヤガ」の2曲が収載されています。
後者の「ババヤガ」はムソルグスキーの「展覧会の絵」や宮崎駿監督の映画「パン種とタマゴ姫」にも登場します。

ロシア民話のババヤガは森にすむ老婆、人間を襲う魔女のごとき存在で、骨と皮だけにまで痩せ、脚はむき出しの骨だけの姿をしている。移動手段は鉄の臼に乗り、右手で持った杵でこぎ進み、左手にはほうきを持って移動した跡を消していく。
そんな話をチャイコフスキーは甥のダヴィドフに、「悪いことをしたらババヤガが出てきて食べられちゃうぞ!」とお話ししていたかもしれませんね。

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