ひとくちコラム vol.17

インパーティネンス | サラバンド(組曲 第11番 ニ短調 HWV.437より)/ヘンデル

収載巻:レパートリーコレクションズⅠ・Ⅱ

PSTA指導スタッフ 海川 千史

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(Georg Friedrich Handel)は、1685年2月23日、神聖ローマ帝国、ハレ・アン・デア・ザーレ(現ドイツ)に生まれました。
同じ年の3月31日にはバッハが生まれ、この二人はバロック音楽の偉大な作曲家となりました。

ヘンデルは幼少の頃から音楽の天才でしたが、父は法律家になることを望み、本格的な音楽活動は父の死後から始まります。
生涯独身でハノーファー選帝侯の宮廷楽長を務めました。後に、ヘンデルはイギリスに帰化しました。
オペラや劇場用のオラトリオなどを数多く作曲し、「ハレルヤ・コーラス」「オンブラ・マイ・フ」、管弦楽組曲の「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」などは特に有名です。

バッハとヘンデルはお互いを意識していたようですが、生涯会うことはありませんでした。
当時の新聞社が行った作曲家人気投票では、1位テレマン、2位ヘンデル、7位バッハ、との記録が残っています。
ロマン派の時代にバッハ復興運動が起こり、我々は何となく「バロック音楽=バッハ」と思ってしまいがちですが、ヘンデルもすごい人だったのでは?

サラバンドは、ワルツやメヌエットと同様に踊りの為の曲で、多くの作曲家が無数の曲を残しています。
荘重な舞曲であるこの曲は、重々しい3拍子のリズム(2分の3拍子が多い)、4小節単位の小楽節、8小節単位の大楽節、などの特徴を持ちます。
インパーティネンスの言葉の意味は「ずうずうしい」「横柄で無礼」「見当違い」などですが、音楽的な意味は不明です。この曲は対位法の楽曲で2部形式です。

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