ひとくちコラム vol.14

「12のやさしいソナチネより 第8番 ホ長調」「12のやさしいソナチネより 第12番 イ長調」/プレイエル

収載巻:レパートリーコレクションズⅡ

PSTA指導スタッフ 海川 千史

Ignace Joseph Pleyel(1757〜1831)はオーストリア出身の古典派の作曲家です。ハイドンの弟子で、当時はもっとも有名な作曲家の一人でした。
13歳年下のベートーヴェンが世に認められるまでのわずかの年月、貴族社会の最後の時代に活躍しました。
41の交響曲、70の弦楽四重奏曲など多くの作品を残しています。

「ソナチネ」はソナタ形式で書かれているのが通例ですが、古い時代は「小品」「作品」の意味で「ソナタ」「ソナチネ」という曲名を使ったようです。
この2曲のソナチネもソナタ形式ではありません。しかしテーマがしっかり示されていて、和声の進行もわかりやすく、明快で快活な曲想は古典派の典型的な音楽であると言えるでしょう。

プレイエルは、ロマン派の作曲家が台頭してくると、実業家として才能を発揮します。
楽譜の出版ではベートーヴェン、クレメンティ、ボッケリーニなどを中心に約4000曲を世に出しました。1807年にピアノ製作会社プレイエルを設立し、ショパンやリストがそのピアノで作品を生み出しています。
ショパンは「気分が良く体力があるときは、自分自身の思い望む音の出るプレイエルのピアノを弾く」と言っています。
プレイエルのピアノは2013年まで製作されていました。

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