ひとくちコラム vol.7

棒踊り(ルーマニア民俗舞曲BB68より)/バルトーク

収載巻:レパートリーコレクションズⅢ

PSTA指導スタッフ 持田 正樹

ルーマニア民俗舞曲は、当時ハンガリー領であったトランシルヴァニアの山地に住むルーマニア人の民族舞曲をもとにして書かれました。
バルト―クは民謡採集のため頻繁に農村地区に旅行していましたが、1915年、第1次世界大戦が始まると、ルーマニア系住民が住んでいた地域への旅行は困難になり、そこでの民謡採集は行われなくなりました。

その年に、バルトークはルーマニアの旋律を素材にした「ルーマニア民俗舞曲」「ソナチネ」「ルーマニアのクリスマスの歌」などを作曲しています。
もともとのタイトルは「ハンガリー領内のルーマニア民俗舞曲」でしたが、1920年の第1次世界大戦後のトリアノン条約によってトランシルヴァニアはルーマニアに併合されたため、「ルーマニア民俗舞曲」と改められました。
その第1曲目の「棒踊り」の原曲は、2人のジプシーヴァイオリニストが演奏しています。

力強い性格をもち、各節の終わりはあたかも棒で地を打つようなリズムを感じさせます。

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