ひとくちコラム vol.4

アレグロ / モーツァルト

収載巻:レパートリーコレクションズⅠ

PSTA指導スタッフ 持田 正樹

5歳より作曲を始めたと言われている天才モーツァルト。
父レオポルトが娘ナンネルのために書いたクラヴィア教則本「ナンネルの楽譜帳」に、モーツァルトが作曲した作品を書き込んでいきました。その中にアレグロK.3があり、1762年3月4日作曲と記されています。

この小品を書いた6歳の時から、生涯の三分の一を費やした旅が始まります。その頃の出来事として有名なエピソードはウィーンのシェーンブルン宮殿にてマリア・テレジアと夫の皇帝フランツ1世の前で御前演奏をし、マリア・テレジアのひざにのってキスをしたり、床に滑って転んだ時、そこにいた同じ年頃の皇女に「僕のお嫁さんにしてあげる」と言ったという逸話があります。その皇女が後のフランスのルイ16世の王妃マリー・アントワネットでした。

当時、旅といえば鉄道もない時代。
神童としての華々しいスタートをきったモーツァルトでしたが、幼児にしては過酷にも長時間馬車に揺られ、現地に着けば演奏、作曲、語学の勉強とスーパーハードスケジュールをこなしていかなければなりませんでした。

その旅先で幼いモーツァルトの目に映った風景が、後々の作品にも反映されたのでしょう。

レパートリーコレクションズの販売店一覧はこちらから

レパートリーコレクションズをご購入いただけるお店をご紹介しています。
お店によって取扱いの無い場合や品切れの場合もございますので、ご来店される前に各店舗にお問い合わせいただくことをおすすめします。